ドイツ連邦環境省(BMUB)は、「自治体の気候変動」コンクールにおいて、気候変動に対する地域に即した先進的な取組みを行った優秀自治体9都市を発表し、それぞれ3万ユーロを授与した。応募自治体は117都市に上り、地域がいかに活発に気候変動に取り組んでいるかが示されたという。BMUBは、「自治体の気候保護」コンクールは地域の関係者の創造力を引出し、他の地域に対し刺激となる重要なメッセージを送っていることが、優勝自治体だけでなく、全ての応募自治体の活動からうかがえるとしている。同省政務次官も、各プロジェクトの成果は、多くの自治体に気候保護の取組みを促す優れた模範であると評価した。コンクールは、1)協働による自治体の気候保護、2)自治体のエネルギー・気候保護マネジメント、3)参加・協働による自治体気候保護、の3部門に分けて行われた。受賞者の例には、1)部門で、シュヴァルム・エーデル郡による地域の気候保護の「見える化」、2)部門では、マインツ市による気候に優しい調達と委託、等がある。