ドイツ連邦環境大臣は、「気候変動に対するドイツ適応戦略(DAS)」について初の進捗報告書を連邦内閣に提出した。適応戦略は気候変動が及ぼす悪影響を軽減するために140の施策を掲げており、今回の報告書はすでに開始された活動や今後必要となる施策の枠組みを示している。気候変動によって頻度が増している猛暑や豪雨、洪水などの極端気象は、建物やインフラに与える被害が大きい。連邦政府は特に重要な施策の一つを洪水対策として国家洪水対策プログラムを定め、堤防の移設や氾濫原の整備、脆弱箇所の補修などを進めているという。また、気候変動対策は主に地域や自治体レベルで行われることから、これらを支援する環境省の適応施策促進プログラムが重要な役割を果たす。さらに、連邦全土に渡る線路、道路や水路網の保全のための包括的な対策も必要で、気候変動によって生じうる損害を分析し、それに合わせた指針を作成する(例えば道路用のアスファルトに、長時間高温にさらされても損害が生じない材料の使用を図る)こと等が必要だという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | ドイツ連邦環境省 | 洪水 | インフラ | 適応戦略 | 極端気象 | BMUB |
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