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 ドイツ連邦環境省、小規模生産の有望気候対策技術5分野を支援へ

発表日:2018.03.01


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、新たな助成ガイドラインで、大規模生産ができれば有望な気候変動対策となりうるが、これまで小規模生産にとどまっている革新的技術を特定し、国家気候イニシアティブの枠組みで新規の助成を開始する。対象となる技術分野は、アイデアコンテストを通じ専門家が選んだもので、1)出力30kW以下の小水力発電設備、2)エネルギー効率の高い酸素生産機器(病院や研究所、下水処理設備などで利用)、3)家庭における温水供給からの熱回収(熱交換器付きのシャワー設備など)、4)地熱貯留ゾンデ用の掘削機器、5)電動の貨物自転車や輸送容量の大きい貨物用荷台、の5分野である。企業、自治体、民間組織が申請できるが、家庭用温水供給からの熱回収に関しては一般の人々の申請も受け付けている。申請書の提出先は、連邦経済・輸出管理庁(BAFA)。革新的な製品や手法を迅速に市場に導入し大規模生産につなげることは困難であることから、BMUBはこの助成ガイドラインを通じて、その導入を支援していく。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | ドイツ連邦環境省 | エネルギー効率 | 助成 | 小水力発電 | 技術 | 地熱 | 熱回収 | BMUB
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