カナダ政府は、「シムコー湖・ジョージア湾南東部浄化資金」の第2回の助成として、同地域の生態系保護プロジェクト32件に総額800万ドルを拠出すると発表した。両流域は、観光等の産業を支えるとともに飲料水の水源としても重要だが、周辺の都市や農村からから流入するリンの過剰等が原因で、生態系や水質への影響が深刻化している。この資金は、政府が進めている、国民への清浄な水の供給を確保する包括的取組の一環となるもの。政府は成果を上げたシムコー湖浄化資金の支援を継続しジョージア湾南東部にも拡大するため、5年間に2900万ドルを拠出すると2012年経済行動計画で公約した。この拡大された浄化資金は、リン濃度の低減、生態系の健全性の回復、水質改善に重点を置く地域密着型プロジェクトを支援している。今回の助成対象の一つ、ジョージア湾生物圏保護区は19万1305ドルの提供を受け、2年にわたり3自治体と共同で、同湾の監視強化や、監視関係者による栄養素測定の一貫性の確保に取組む予定である。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース シムコー湖・ジョージア湾南東部の概略 |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 生態系 | 水質浄化 | リン | カナダ環境省 | 水供給 | 保護区 | シムコー湖 | ジョージア湾 |
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