アメリカ国立雪氷データセンター、北極海氷域面積が最小記録を更新と発表

発表日:2016.03.28

アメリカ国立雪氷データセンター(NSIDC)とアメリカ航空宇宙局(NASA)は、北極海の海氷域面積が2年連続で過去最小記録を更新したと発表した。海氷域は通常、秋~冬に成長して3月半ばに最大となり、春~夏に減少して9月半ばに最小となる。2015年12月~2016年2月の北極海の海上気温はほぼ全域で平均を2~6℃上回り、最大海氷域面積は3月24日に平均で1452万km2となり、前年2月25日に過去最小記録となった1454万km2をさらに下回った(1981~2010年の平均最大海氷面積は1564万km2)。今冬に面積が特に小さかった海域は、ノルウェー海から流入する暖かい大西洋の海水が影響したとみられるバレンツ海であった。科学者らは大西洋南北熱塩循環(AMOC)の弱まりが北極海の氷にどう影響するかを知る手がかりとなるこの海域を注視している。AMOCが弱まり水温の高い大西洋水の流入が減少することで、今後一時的に北極海の海氷域が回復する可能性もあるという。しかしNSIDCは、北極圏の危機的な状態は年々悪化しており、北半球全体の気象にも影響が及ぶだろうとしている。

情報源 アメリカ国立雪氷データセンター(NSIDC) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立雪氷データセンター(NSIDC)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 北極海 | NASA | 海氷 | 大西洋 | アメリカ航空宇宙局 | AMOC | NSIDC | アメリカ国立雪氷データセンター
関連ニュース
新着情報メール配信サービス
RSS