アメリカ環境保護庁(EPA)は、ディーゼルエンジン排出削減プログラム(DERA)の下、旧型ディーゼルエンジンの交換や改造等により排出削減に取組む地域(21州とプエルトリコ)に対し、総額800万ドルを拠出すると発表した。ディーゼルエンジンは極めて高効率だが、窒素酸化物や粒子状物質などの大気汚染物質を排出し、深刻な健康問題(喘息や肺・心臓疾患、早死等)をもたらしている。EPAは2008年以来、DERAを通じ、全国の600地域で行われた700件を超す取組を助成してきた。今回助成対象となったのは、1)スクールバスの改造と煤塵・アイドリング低減装置の設置(コロラド州保健・環境局)、2)スクールバス・農業用のエンジンの交換や、灌漑ポンプのクリーンな電動設備への変更(アイダホ州の土壌・水保全区)、3)長距離トラックと州運輸局車両へのディーゼル微粒子捕集フィルター装着(ユタ州環境質局)、等のプロジェクト。これらは住民の健康を改善しつつ地域経済の発展にも貢献するとEPAは期待を寄せている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 大気環境 環境総合 |
キーワード | アメリカ環境保護庁 | EPA | 排出削減 | 経済 | 健康影響 | ディーゼルエンジン | 大気汚染物質 |
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