アメリカ環境保護庁(EPA)は、「ディーゼル排出削減法(DERA)」プログラムが、同国のディーゼル車からの有害な汚染物質の排出を大幅に削減し、地域社会の大気質を改善したとの報告書を発表した。同庁は2008年から2018年の間に合計約8億100万ドルの資金をDERAプログラムに充当し、73,700台以上のエンジンまたは車両の交換または改修が行われた。同期間、DERAプログラムは5億2,000万ガロンのディーゼル燃料を節約し、49万1,000トンの窒素酸化物(NOx)、16,800トンの粒子状物質(PM)、65,600トンの一酸化炭素、5,307,100トンの二酸化炭素(CO2)の排出を防止した。また、DERAプログラムの半数以上が港、鉄道基地、配送センターの近くなど、ディーゼル排ガスの影響を不当に受けている地域を対象としており、環境正義を推進している。さらにDEARプログラムは費用対効果が高く、健康上の便益は、連邦政府が投入した資金を10倍上回り、約80億ドルに相当すると推定される。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | エンジン | 窒素酸化物 | NOx | ディーゼル車 | アメリカ環境保護庁 | 粒子状物質 | 大気質 | ディーゼル排出削減法 | ディーゼル燃料 | DERA |
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