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 アメリカ環境保護庁、部族社会における旧型ディーゼルエンジンの排出削減プロジェクトに100万ドルを拠出

発表日:2015.05.15


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、旧型ディーゼルエンジンによる大気汚染を削減する部族社会のプロジェクトに100万ドルを拠出すると発表した。ディーゼルエンジンは燃費効率に優れているが、旧型のものは、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を大量に放出し、ぜんそくや肺・心臓疾患、早死等の健康問題を引き起こしている。この拠出は、ディーゼル排出の削減とディーゼル排ガス曝露の軽減を目的とした「ディーゼル排出削減プログラム(DERA)」の一環で、バス、大型ディーゼルトラック、船舶用エンジン、機関車、発電機等のディーゼルエンジンの改造・交換のための約5つまでのプロジェクトに、それぞれ3万~80万ドル助成することが予定されている。部族社会のみを対象とした拠出は2年目となる。2014年にはワシントン州の3つの部族社会に計92万5000ドル以上助成し、旧型船舶用エンジンから新型のクリーンなエンジンへの交換を支援した。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード 燃費 | 大気汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 排出削減 | ディーゼルエンジン | 排ガス
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