欧州委員会(EC)は、2016年度「ナチュラ2000賞」の受賞プロジェクト6つを発表した。ナチュラ2000は、EU陸地面積の18%、海域の5%超を占める2万7000以上の自然保護地区のネットワークで、欧州の自然遺産と絶滅危惧種の保護をそのねらいとする。「ナチュラ2000賞」は、ナチュラ2000に直接関わる活動をしていれば政府機関や企業、NGO、教育機関等だれでも申請できる。表彰は毎年行われ、EU域内の自然保護活動の実績を顕彰するとともに、自然を守り、それによってEU市民のQOL(生活の質)や経済に寄与する取組への意識を啓発している。今回、最終選考に残った24プロジェクトから、スペイン(スペインオオヤマネコの保護)、イギリス(ブランケット湿原の修復)、ブルガリア(自然保護と経済成長の連携)等の5プロジェクトと、ベルギー、フランス、ギリシャ等による越境プロジェクト(カリガネの保護)の計6プロジェクトが、欧州市民賞を始め、保護活動、社会経済的利益、コミュニケーション、利害・認識の調整、越境での協力・ネットワークの各部門で受賞した。
情報源 | 欧州委員会(EC) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会(EC) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 欧州委員会 | 絶滅危惧種 | 表彰 | 湿原 | ナチュラ2000 | 自然保護区 | EC | 自然遺産 | ヤマネコ | カリガネ |
関連ニュース |
|