中国環境保護部(MEP)は、2015年の中国の環境状態に関する報告書を公表した。それによると、2015年には、中国共産党中央委員会と国務院が注視するなか、地方および中央機関が環境改善を中心に据えて各種取組を行い、良好な成果をもたらしたという。具体的には、都市部の大気質が改善し、新たな環境大気質基準の実施を開始する最初の74都市におけるPM2.5平均年間測定値は前年比で14.1%低下した。また、地級市以上の338都市のうち73都市(21.6%)が大気質基準を満たしていたという。雨水をモニタリングした480都市のうち、酸性雨が記録されたのは22.5%であり、酸性雨の平均頻度は14.0%だった。酸性雨の大部分は硫酸に起因しており、酸性雨による汚染は主に長江の南部から雲貴高原の東部に分布したという。中央管理方式の飲料水供給源の水質は地級市以上の338都市でモニタリングし、検査した水量のうち97.1%が水質基準を満たしていたという。
情報源 | 中国環境保護部(MEP) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 中国 |
機関 | 中国環境保護部(MEP) |
分野 | 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 酸性雨 | 水質 | 環境基準 | 飲料水 | PM2.5 | 中国環境保護部 | MEP | 大気質 |
関連ニュース |
|