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 オランダ、2050年までに再生可能な原料への100%移行を目指す国内協定に合意

発表日:2016.09.14


  オランダ政府は、2050年までに再生可能な原料の使用に完全に移行することを目指す国家原料協定に、国内の民間部門、政府機関、NGOと合意したと発表した。また、廃棄された製品を貴重な原料として再利用するため、ごみの分別の改善に2700万ユーロ拠出することも併せて公表した。この資金は製品の再利用可能性を高めるための技術革新にも用いられる。オランダは電子産業で使う金属などの原料を輸入に大きく依存しているが、例えば耐用年数を過ぎたスマートフォンを完全にリサイクルすれば、その金属を新たな機器に再利用できる。また、国内で育った草を原料とする複合材料で橋や水門を建設する可能性もあるという。再利用は新たな原料を処理するよりもエネルギーの大幅な節約になるため、温室効果ガス排出の削減にもつながる。さらに、政府は持続可能な取組を拡大するため、循環型経済へ向けたプロジェクトへの投資支援に意欲を表明している三大銀行と連携し、革新の導入で資金確保に困難を抱えている企業を支援するという。

情報源 オランダ社会基盤・環境省(I&M) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ社会基盤・環境省(I&M)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 廃棄物 | 再生可能原料 | 再利用 | 協定 | 循環資源 | オランダ社会基盤・環境省 | I&M | 循環型経済
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