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 フィンランド環境研究所、アンデス地方における水文サービス開発支援の成果を報告

発表日:2017.03.14


  フィンランド環境研究所(SYKE)は、アンデス地方で水、気候、気象サービスの開発を支援するPRASDESプロジェクトの成果を報告した。ボリビア、エクアドル、コロンビア、ペルーなどアンデス地方の国々は地理的な理由で気候変動に対して脆弱だという。フィンランドは2013~2016年に同プロジェクトに助成し、国境をまたぐ河川流域の3つの試験地域で自然災害に対する早期警報とリスク管理サービスを構築した。例えば、アンデス地方の国々ではそれまで水文観測データが共有されていなかったが、プロジェクトで開発した地域観測データベースと、水文データ共有のための新ソフトウェアによって国境を越えた情報が利用しやすくなったという。また、自動気象観測所と水文観測所を設置し、リアルタイムの水系予報と洪水警報システムの開発を可能にした。2016年3月に地域の観測史上最も深刻な洪水が発生したボリビアのスチェス川に位置するエスコマでは、プロジェクトが今後の洪水に備え初の洪水マップを作成したという。

情報源 フィンランド環境研究所(SYKE) プレスリリース
国・地域 フィンランド
機関 フィンランド環境研究所(SYKE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 気候 | 洪水 | 自然災害 | 気象 | 水文 | SYKE | フィンランド環境研究所 | アンデス地方
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