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 ドイツ、持続可能な化学のための国際研究センターISC3を設立

発表日:2017.05.17


  ドイツ連邦環境省(BMUB)と連邦環境庁(UBA)は、持続可能な化学の中核的研究拠点となる「国際持続可能な化学協力センター(ISC3)」をボンに設立した。ISC3は国連環境計画(UNEP)と密接に協力し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するため、有害物質の安全な代替品や化学物質のリサイクルなどに取り組む。持続可能な化学は、化学物質の製造から廃棄までの全行程を考慮し、例えば軽量の風力発電ブレードは効率的な電力供給には革新的だがリサイクルは可能なのか、運搬や廃棄までの流れの中で関わる企業は、製品の素材や適切な使用方法の情報を確保できるか等、様々な課題に取り組むもので、ISC3にはこれを政治や産業の基本的戦略として定着させていくことが期待されている。ISC3のために、2017年には170万ユーロ、2018年からは年間240万ユーロが連邦予算に組み込まれる。ISC3設立にあたりベルリンで開催された国際会議では、約200名の専門家が持続可能かつ革新的な化学物質政策について議論を交わした。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | ドイツ連邦環境省 | 有害物質 | 持続可能性 | BMUB | ISC3
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