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 ドイツ連邦環境省、2016年の新たな5物質を追加しヒト・バイオモニタリング計画を実施

発表日:2016.09.01


  ドイツ連邦環境省(BMUB)・連邦環境庁(UBA)は、ドイツ化学工業会(VCI)と協力して、2010年以降、人体中の実際の化学物質の分析方法を開発し測定するヒト・バイオモニタリング・プロジェクトを行っている。これまでに14物質の分析方法が開発され、17物質について研究が進んでいる。今回、2016年の開発対象として、難燃剤のTDCP、紫外線吸収剤のユビナールA Plusとアボベンゾン、可塑剤のDBA、燃料添加剤1種が選ばれ、分析方法の開発が始まった。開発された分析方法はドイツ研究振興協会が検証し、専門誌で公開することにより、世界中で活用できるようになる。一方、UBAに設置された独立専門機関であるヒト・バイオモニタリング委員会が、物質の健康負荷や毒性を推定するヒト・バイオモニタリング値(HBM値)を算出している。環境試料バンクの試料を新たな分析方法で評価したところ、結果はHBM-I値(超過する場合、現在の知見では健康被害の可能性を除外できないとされる)を下回ったという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | ドイツ連邦環境省 | 健康影響 | ドイツ化学工業会 | HBM | ヒト・バイオモニタリング | 分析方法 | BMUB
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