海外ニュース


 アメリカ再生可能エネルギー研究所、インドが目標とする「2022年までに175ギガワットの再生可能エネルギーの統合」は可能と分析

発表日:2017.07.12


  アメリカエネルギー省(DOE)の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)は、インドが2022年までに再生可能エネルギー175ギガワットを電力網に統合することは、技術的および経済的に実現可能だとする調査結果を公表した。インドは2022年までに太陽光や風力など再生可能エネルギーによる発電設備を大幅に増やす野心的目標を立てている。NRELなどが最新の気象および電力系統モデルを利用し、インドの電力網で再生可能エネルギーの出力変動や不確実性を管理する方法を分析したところ、石炭火力主体の現在の電力系統は変動性を吸収できる柔軟性を備えていることが判明。再生可能エネルギーを全国的に統合するための運用変更を実施することで、最小限の出力抑制で電力需給を一致させることが可能だという。ただし、2022年に適切な市場設計や運用規則等を備えた配電システムが存在することが前提になるため、この調査結果がインドにおける電力系統の柔軟性と再生可能エネルギー投資を支える政策や規制につながることが期待される。

情報源 アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 電力系統 | 石炭火力発電 | インド | 電力網 | 出力変動 | NREL | アメリカ国立再生可能エネルギー研究所
関連ニュース

関連する環境技術