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 世界気象機関、観測の充実により大気環境と気候変動の知見を強化へ

発表日:2009.05.05


  スイス・ジュネーブの世界気象機関(WMO)本部で、2009年5月5~7日に全球大気監視(GAW)計画の年次会合が開催される。GAW計画は、化学的な観点から、地球規模の大気の観測・分析を総合的に行っており、大気の化学的組成や物理的特性の変化について、科学的評価のためのデータや早期警報のためのデータを提供してきた。地上の観測網、航空機を利用したシステム、人工衛星センサー等による観測データを継続的に評価し、取りまとめて、世界的に一貫した情報を提供するというGAWのシステムにより、これまでなかったレベルの科学的知見が得られるようになった。今回の会合は、GAWの20年間の活動を記念するもの。世界30カ国から約90人の専門家が参加し、気候関係の疑問に答える新たな観測・分析技術、温室効果ガスの削減や成層圏オゾン層の回復の監視、大気質の予測等に必要な地域レベル・国レベルの統合的観測システムといった問題への対処方法や、大気の組成に関する研究を進める方法について検討する。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 人工衛星 | 気候変動 | 世界気象機関 | WMO | 大気環境 | GAW | 観測技術 | 温室効果ガス | オゾン層
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