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 石油メジャー等8社、天然ガスに由来するメタン排出の削減を約束

発表日:2017.11.30


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)によると、エクソン・モービル、BP、シェルなど石油ガス部門の大手企業8社が、天然ガスからのメタン排出を削減し、排出量のモニタリングを改善するイニシアティブを起ち上げた。メタンは強力な温室効果ガスの一つで、天然ガスの採掘・加工の過程で大気中に放出され、その排出削減が急務であることは多数の研究が指摘している。イニシアティブの参加企業は、パリ協定の気候目標達成を目指し、環境防衛基金、国際エネルギー機関、国際ガス連盟などと共同で、世界中の天然ガス施設でのメタン排出削減のための「指針」を策定した。指針は、1)メタン排出の継続的削減、2)ガス産業全体を通じたメタン削減の遂行、3)排出データの正確性向上、4)メタン排出に関する健全な政策や規制の支持、5)外部報告書での情報開示による透明化、を目標に掲げる。参加企業は、天然ガスが将来も重要なエネルギー源として使われ続けるために必要だとして、この指針に署名し、実行を約束した。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース シェル社 プレスリリース「エネルギー企業8社が天然ガス産業からのメタン排出削減を約束」
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード モニタリング | 気候変動枠組条約 | 天然ガス | メタン | UNFCCC | 排出削減 | 指針 | BP | シェル | エクソン・モービル
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