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 ドイツ、旧型の暖房設備に対する粉塵・一酸化炭素排出量の制限値を厳格化

発表日:2017.12.03


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、旧型の薪ストーブや暖炉について設けていた、小型・中型燃焼施設に関する連邦イミッション規制法第1政令(BImSchV)の排出規制の移行期間が2017年12月31日で終了し、2018年1月からこれらの設備が排出する粉塵と一酸化炭素(CO)に関する厳格な規制が施行されると発表した。この規制は、1975年1月1日~1984年12月31日に設置し利用を開始した設備の汚染物質の排出に対し、最新技術に沿った制限値を適用するもの。制限値を満たせない設備には、装備追加か利用停止が求められる。ただし、対象設備の製造者による証明書や煙突掃除業者による現場での測定を通じて、対象設備が排出制限値を遵守していることを証明できる場合は、利用を続けることができる。1975年以前に設置された設備に対する移行期間は2014年末に既に終了した。大気汚染物質の排出回避には、設備の他に、薪などの固形燃料の取り扱いも重要となるため、煙突掃除業者や所轄官庁による助言や情報提供が行われている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード ドイツ連邦環境省 | 暖房 | 排出量 | 粉塵 | 大気汚染物質 | 一酸化炭素 | 排出規制 | 設備 | BMUB
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