ドイツ連邦環境省(BMUB)のシュヴァルツェリューア=ズッター政務次官は、貨物輸送において、トラックによる陸上輸送に鉄道と海運を組み合わせる「複合輸送」が徐々に増加しており、温室効果ガス(GHG)排出量が多いトラック輸送が減り、鉄道と船舶の比率が上がっていると、複合輸送に関する会議で報告した。BMUBは年間最大1億3000万ユーロを投入して複合輸送を推進している。貨物輸送に占める複合輸送の割合はここ数年で上昇しているが、輸送部門のGHGを劇的に削減するにはまだ十分ではない。複数の交通手段を繋いでいく十分な経験がなく、遅延の可能性など鉄道特有の問題と相まって鉄道へと輸送手段の変更を躊躇する傾向もまだ残っている。鉄道と船舶の割合を高めていくためには、各輸送手段の接続地となるターミナルの拡充を図り、鉄道・海道・道路の連結、積み替え作業をスムーズにしていく必要がある。BMUBは、複合輸送は気候変動対策の基盤であり、貨物輸送を今後成長させるためにも中心的な役割を果たすとしている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 地球環境 大気環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 海運 | ドイツ連邦環境省 | 鉄道 | 貨物輸送 | 陸上輸送 | GHG | BMUB |
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