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 中欧諸国、ノガンの国際保護の協定に合意

発表日:2018.03.15


  ボン条約(CMS)の下でドイツなど中欧13か国は、中欧地域のノガンを保護するための国際協定に合意した。ノガンは欧州最も重量のある飛べる鳥といわれるが、世界的に個体数が減少している。ノガンは分断されていない開けた環境を好むが、集約的農業、線路、道路、柵などによって生息地が分断されている。また短距離の低空飛行をする習性があるため、この種の障害を回避しにくいという。電線に衝突して死亡するケースも多く、生息地の電線は地中に配線するか、目立つようにする必要がある。衝突による死亡に加えて、繁殖に適した生息地の減少も個体群の生存を脅かしている。ノガンの生息地を守るため、保護区の指定、厳格な法制度、農薬を使用しない非集約的農業の推進、インフラ開発の環境アセスメントなど早急な措置が必要だという。生態学的に重要な地域のデータ収集と分析、モニタリングの重要性も確認された。会合に先立って科学シンポジウムが開催されており、ここで得られた知見は欧州ノガン行動計画に盛り込まれる。

情報源 ボン条約(CMS) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 ボン条約(CMS)
分野 自然環境
キーワード 生息地 | 農薬 | 保護 | 協定 | 生態学 | ボン条約 | 環境アセスメント | 保護区 | CMS | ノガン
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