イギリス政府はイギリス連邦首脳会議冒頭で、プラスチック製のストローとマドラー、プラスチック芯の綿棒の販売を禁止する意向を表明した。同国はこれまでもマイクロビーズの禁止、使い捨てレジ袋の有料化、飲料容器のデポジット制を実施してきたが、今回は年間85億本が国内で使い捨てされるプラスチック製ストローを規制対象に含めることで、河川や海洋に流入するプラスチック廃棄物のいっそうの削減をめざす。世界の海洋中に漂うプラスチック廃棄物は1億5000万トンを超え、海洋生物にとって大きな脅威となっている。同会議において、メイ首相はプラスチック廃棄物を「世界が直面する最大の環境問題のひとつ」と位置づけ、新たに設立された「イギリス連邦クリーン・オーシャン同盟(CCOA)」への参加を呼びかけるとともに、世界規模の研究調査や加盟国のプラスチック廃棄物の海洋流出対策支援に6140万ポンドを拠出することを明らかにした。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | ごみ・リサイクル 水・土壌環境 |
キーワード | プラスチック | 飲料容器 | マイクロビーズ | プラスチック廃棄物 | イギリス政府 | ストロー | マドラー | 綿棒 | 使い捨てレジ袋 | デポジット制 |
関連ニュース |
|