イギリス政府は、プラスチック海洋汚染対策の一環として、イングランドにおいてプラスチック製のストローや綿棒、マドラーの流通販売を禁止する措置を導入する計画を公表した。2018年12月3日までの意見公募を経て、2019年10月~2020年10月の間に発効する見通しである。政府は、寄せられた意見も踏まえ、医療などプラスチック製のものが必要な場合の特例も認める意向であり、薬局での販売継続や飲食店での在庫保有を許可するといった例外規定についても慎重に準備していくという。イングランドでは毎年、プラスチック製のストロー47億本、マドラー3億1600万本、綿棒18億本が使い捨てされ、例えば綿棒は10%が川や海に流れ出していると推計される。政府報告書によると、現在、海洋プラスチックごみは世界で1億5000万トンにのぼるが、この量は2025年までに3倍に膨れ上がるとみられる。同国は、マイクロビーズの禁止やレジ袋の有料化をはじめ、イギリス連邦傘下の国々とも協力しながら海洋汚染対策に率先して取り組んでいる。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース イギリス環境・食糧・農村地域省「イングランドにおけるプラスチック製のストローや綿棒、マドラーの流通販売の禁止措置案 についての意見公募フォーム」 |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | ごみ・リサイクル 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | プラスチック | 海洋汚染 | イングランド | イギリス政府 | ストロー | マドラー | 綿棒 | 海洋プラスチックごみ | プラスチック海洋汚染 |
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