イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、自動車のタイヤから生じる粒子が、海洋マイクロプラスチックの重要な供給源である可能性が示されたと報告した。タイヤの粒子は大気中を通って直接海に運ばれたり、雨水によって河川や下水道に運ばれたりして、汚水の処理過程を迂回することが示された。同研究は、マイクロプラスチックの発生源としてタイヤの摩耗の重要性を明らかにしたが、有効な対策を立てるにはまだ不明点が多いため、現状では化学繊維製の衣類や、大きなプラスチックごみの破片といった既によく理解されている発生源からの排出量を削減する対策を続けていくことが重要である。英国は、プラスチックごみによる汚染対策に熱心に取り組んでおり、マイクロビーズの使用を率先して禁止した他、レジ袋の有料化を現在進めている。また、プラスチック製のストロー、かき混ぜ棒、綿棒の販売を止める計画も進めている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)ニュース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | ごみ・リサイクル 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | タイヤ | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 汚水 | 粒子 | マイクロビーズ | ストロー | 綿棒 | 海洋マイクロプラスチック | かき混ぜ棒 | 化学繊維製 |
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