イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、タイヤや衣類から発生するマイクロプラスチックが海洋に及ぼす影響を調査するプロジェクトを開始した。海洋を漂流するマイクロプラスチックの種類は非常に多様だが、最近の研究でタイヤ片と道路表面の砕片が主要な発生源であることがわかった。毎年、タイヤを発生源とするプラスチック27万トンが海洋に排出されるという。一方、洗濯機一杯分の化学繊維の衣類の洗濯で70万個の微小繊維が剥離して流出する。イギリスは2018年1月9日からマイクロプラスチックの一種のマイクロビーズを含む練り歯磨や洗顔料等の製品の製造を禁止したが、今回の調査で、微小繊維やタイヤ粉塵等このほかの発生源からのマイクロプラスチックが海洋に排出される経路を明らかにし、「環境改善のための25か年計画」のプラスチックによる汚染防止目標に沿った新たな政策立案の裏付けとする。政府から20万ポンドの助成を得て、プリマス大学国際漂流・漂着ゴミ研究ユニットが実施する。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース マイクロビーズ製品製造禁止について |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル 水・土壌環境 |
キーワード | タイヤ | イギリス | 環境改善 | Defra | マイクロプラスチック | 衣類 | マイクロビーズ | 汚染防止 | プリマス大学 |
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