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 中国生態環境部、大気質基準と排ガス規制に関する大臣級会合を実施

発表日:2018.08.16


  中国生態環境部(MEE)は、李部長(大臣)を議長とするMEEの大臣級会合が「環境大気質基準」と「ノンロード移動機械のディーゼルエンジンの排ガス制限値と測定方法」の修正リストを審議し、基本的に承認したと発表した。現行の大気質基準は2012年以降、国民の環境意識と環境管理を向上させ、大気質の改善に貢献してきた。しかし中国工程院の評価で、汚染物質モニタリング規定が国際慣行に合致しておらず、中国のモニタリング値が国際社会のそれと比較できないため改善の必要性が示唆されていた。また、汚染抑制行動計画が2013年に実施されて以降、二酸化硫黄(SO2)と粒子状汚染物質(PM10とPM2.5)の年間平均値は著しく低下してきたが、移動発生源からの汚染、特に二酸化窒素(NO2)とオゾン(O3)汚染は深刻化している。MEEはその主要発生源であるディーゼルエンジンの排出削減のため、制限値の改定は不可欠だとしている。会合では、修正リストの公表と補足的モニタリング方法・基準の策定と修正を速やかに実施しなければならないとした。

情報源 中国生態環境部(MEE) プレスリリース
国・地域 中国
機関 中国生態環境部(MEE)
分野 大気環境
キーワード 二酸化硫黄 | オゾン | 二酸化窒素 | ディーゼルエンジン | 中国生態環境部 | 環境大気質基準 | 汚染物質モニタリング規定 | 汚染抑制行動計画 | 粒子状汚染物質
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