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 ドイツ連邦環境庁、2019年のドイツの大気汚染は引き続き改善傾向と公表

発表日:2020.02.11


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、2019年の国内の大気汚染測定データの暫定分析結果を公表した。二酸化窒素(NO2)の基準値を超過した測定局は引き続き減少し、粒子状物質(PM10)の基準超過は測定開始以来始めてゼロとなった。NO2の年間平均基準値40µg/m3を超過したのは、2018年は交通に近い測定局の約42%で超過していたが、2019年は約20%となった。PM10に関しては測定を開始した1990年代後半から初めて基準値(日平均50µg/m3を超過するのが年間最長35日、年平均が最高40µg/m3)がドイツ全土で遵守された。しかしこの基準値は20年以上前のものであり健康保護の観点から十分とは言えず、世界保健機関(WHO)による基準値を超えるべきではないとUBA長官は述べている。オゾンに関しては過去20年間で2019年は平均的な年であった。しかし7月末に数日間40℃を超えたことにより、健康保護のための長期目標(8時間平均値で最高120µg/m3)を260全ての測定局で超過した。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 大気環境
キーワード オゾン | ドイツ連邦環境庁 | 粒子状物質 | 世界保健機関 | 測定局 | 二酸化窒素 | 大気汚染測定データ | 健康保護
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