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 ドイツ、新容器包装廃棄物法を2019年1月1日に施行

発表日:2019.01.02


  ドイツの容器・包装材の廃棄物を削減しリサイクルを進める新容器包装廃棄物法が、2019年1月1日から施行された。同法が定める内容として、1)リサイクルの拡大:プラスチック容器包装のリサイクル率をこれまでの36%から2022年には63%とする。他の容器包装素材も、たとえば金属、ガラス、紙のリサイクル率はいずれも90%と、大幅に高められる。2)容器包装の環境配慮:流通業者や産業界が運営する収集システム「デュアルシステム」のライセンス料金は、容器包装の環境への影響を考慮して設定される。3)リターナブル容器の促進:全ての食品小売り業者は、陳列の際に、飲料容器がワンウェイなのかリターナブルなのかを明確に表示しなければならない。表示義務を怠った場合は罰金が課される。4)ワンウェイ容器デポジット義務の拡大:デポジット義務を課される飲料容器が増大する。5)管理の改善:包装容器の登録を管理する中央機関の設立を通じて、法令遵守の管理が強化され、いわゆる「ただ乗り」の防止が進められる。

情報源 ドイツ連邦環境省 プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | ドイツ | 廃棄物 | リターナブル容器 | デュアルシステム | 新容器包装廃棄物法 | プラスチック容器包装 | デポジット義務 | ワンウェイ容器
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