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 アメリカ海洋大気庁、2019年3月の世界の気温は2番目の高温だったと報告

発表日:2019.04.18


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年3月の世界の平均気温は20世紀の平均を1.06℃上回り、140年に及ぶ観測史上、3月として2016年に次ぎ2番目の高温だったと報告した。同報告によると、43年連続で3月の平均を上回り、411ヶ月連続で平年より高温となった。また、1~3月の平均気温は平年を0.9℃上回り史上3番目に高く、特に、オーストラリア、南西・中央アジア、アラスカ、カナダ北西部では平年との差が過去最大だったという。2019年3月はオーストラリアの一部、アラスカ北部、カナダ北西部、ブラジル南部、バレンツ海、タスマン海、東シナ海等で記録的な高温となった。極域海氷は平年より小さい状態が続いている。北極海氷域は1981~2010年の平均を5.7%下回り、2011年と並び7番目に小さく、南極海氷域は同平均を21.6%下回り、2番目に小さかった。そのほか、同月に発生した重大な気候現象として、イランやブラジルの豪雨、南部アフリカに深刻な被害をもたらしたサイクロン「イダイ」等が指摘されている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース 世界気候報告書(2019年3月)概要
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 自然環境
キーワード NOAA | アメリカ海洋大気庁 | サイクロン | 平均気温 | 北極海氷域 | 南極海氷域 | 気候現象 | 極域海氷 | イダイ
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