アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2012年4月19~28日、メキシコ湾北部の海域で調査中のNOAAの観測船Okeanos Explorerから送られてくる海底生物の映像や調査隊のコメントを、リアルタイムで一般に配信する。この観測船は、最新鋭のマルチビームソナーや、高解像度カメラ搭載の遠隔操作探査機(ROV)を装備。こうした機器で観測された海中のデータやビデオ映像が、テレプレゼンス技術、衛星、高速インターネットを介して陸上の科学者に送られ、同時に一般の人々もパソコンやモバイル機器で、この海中ライブ映像が楽しめるという。この調査は、これまでほとんど知られていない同海域を探査し、そこに生息する海洋種のマッピングと撮影を行うことを主要目的としているが、海底のガス湧出速度を測るROV搭載機器のテストも目的の一つ。調査は4月初旬に開始され、すでにフロリダ西部の海底崖の底部などに生物多様性の豊かな場所が発見されている。そこには深海サンゴの群落が“森”のように広がり、調査隊によると、その一部は新種だという。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 海洋生物 | 生物多様性 | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | メキシコ湾 | サンゴ | リアルタイム | 映像 | 観測船 | 遠隔操作 |
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