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 世界資源研究所、2013年の世界の森林被覆の減少状況を示す衛星画像データを公開

発表日:2015.04.02


  世界資源研究所(WRI)は、2013年の世界の森林被覆の減少状況を示すグローバル・フォレスト・ウォッチ(GFW)の衛星画像データを公開した。それによると、2013年には世界で1800万ヘクタール以上の森林が失われた。特にロシアとカナダの北方林における森林火災による減少が大きかったという。気候変動によって森林火災の規模・頻度は今後さらに深刻化することが予想されるうえ、寒帯では攪乱後の森林の再生に長い年月を要することから、WRIは北方林の管理とモニタリングに特に注力する必要があるとしている。一方、インドネシアの2013年の森林減少のペースは過去10年間で最も低かったという。その理由としては、森林転換許可発行の一時停止、農産品の大幅な価格下落、森林減少の防止へ向けた企業の取組、利用しやすい森林が既に伐採されていること等が考えられている。なお、この衛星画像データは、減少の原因や一過性かどうかを問わずあらゆる森林減少を示している。GFWのサイトでは今回の新データを加え、2000年~2013年のデータが公開されている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 気候変動 | 森林減少 | 世界資源研究所 | WRI | 森林火災 | 衛星画像 | 森林被覆
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