世界気象機関(WMO)は、強力な熱波が例年より早い時期に欧州を襲い、各地で高温記録を更新したと報じた。フランスでは、2019年6月28日にフランス南部ガラルグルモンテュで同国史上最高(通年)の45.9℃を記録、2ヵ所の観測所で45℃以上を観測した。13ヵ所の観測所でこれまでの同国最高記録であった2003年8月の熱波時の記録44.1℃を上回るなど、多くの観測所で通年又は6月の史上最高気温を記録した。ドイツは、6月30日に6月の史上最高値39.6℃を記録した。243ヵ所の観測所で通年又は6月の最高気温を更新した。スペインは、各地で40℃を超え、北東部で大規模山林火災のリスクが続いている。スイスも観測所の半数以上で6月の最高気温を更新し、オーストリアの2019年6月の平均気温は平年を4.5℃上回り、史上最も暑い6月となった。チェコでも、6月26日に6月の史上最高気温38.9℃を記録した。北アフリカの一部でも40℃以上を記録した。健康、農業、環境への影響が懸念されるが、早期警報の効果で現在のところ死者数は抑えられているという。
情報源 | 世界気象機関(WMO) ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 気候変動 | エネルギー | EU | イノベーション | 欧州連合統計局 | 持続可能な開発目標 | EU指標 | 統計情報ウェブサイト | ジェンダー |
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