アメリカエネルギー省(DOE)の化石エネルギー局(FE)は、CO2回収利用貯留(CCUS)技術を推進する研究開発(R&D)プロジェクトに、3回の資金提供公募(FOA)を通じて計約1億1000万ドルを助成すると発表した。これらのFOAは環境を保護しつつ石炭産業を強化するという政府の公約を推進するもの。うち2回は今年度初頭に発表され、1)石炭・ガス火力発電所のCO2回収システムのフロントエンジニアリング設計(FEED)研究(9プロジェクト、計5540万ドル)、2)CCUSの展開を促す地域的イニシアティブ(4プロジェクト、最大計2000万ドル)が対象に選ばれた。また、新たに、安全で費用効率の高い実用規模のCO2貯留地や炭素回収・浄化技術の評価・立証によりCCUSの大規模展開を促進するR&Dプロジェクトに、最大で計3500万ドルを提供する。DOEは対象となるプロジェクトに対し、実用規模のCO2貯留地の詳細な特性評価の遂行、地下注入管理プログラムのクラスⅥで定める注入井の建設許可の申請・取得等を求めている。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) ニュース |
---|---|
国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | アメリカエネルギー省 | 化石エネルギー局 | CO2回収利用貯留 | 資金提供公募 | 石炭産業 | 石炭・ガス火力発電所 | CO2回収システム | 地域的イニシアティブ | CO2貯留地 | 炭素回収・浄化技術 |
関連ニュース |
|