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 アメリカエネルギー省、原子力発電から水素エネルギーを製造する技術を実証

発表日:2021.10.07


  アメリカエネルギー省(DOE)は、原子力発電から水素エネルギーを製造する技術を実現するため、2,000万ドルの資金提供を発表した。この革新的なアプローチにより、クリーンな水素を脱炭素電力の供給源として利用することが可能となり、原子力発電所にとっては電力以外の重要な経済製品となる。アリゾナ州を拠点とするこのプロジェクトでは、同州にある原子力発電所で水素を製造し、6トンの貯蔵水素は需要が高い時に約200MWhの電力を生産するために使用されるほか、化学物質やその他の燃料の製造にも使用される可能性があり、研究、学術、産業、州政府など複数の関係者が協力する。同プロジェクトは、毎年10月8日に開催される「水素と燃料電池の日」を祝う週の一環として発表され、同省の「10年以内にクリーンな水素を1キログラムあたり1ドルで生産する」という目標を推進し、原子力エネルギーと水素製造技術の統合に関する知見を提供するものである。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 環境総合
キーワード 水素 | アメリカエネルギー省 | 原子力発電 | 水素エネルギー | アリゾナ州 | クリーンな水素 | 脱炭素電力
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