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 国際再生可能エネルギー機関、ブータン王国の再生可能エネルギーに関する報告書を発表

発表日:2019.12.16


  国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、新たな「再生可能エネルギー潜在可能性調査(RRA)」を発表し、ブータン王国について報告した。報告によれば、ブータンは持続可能で公平な社会経済の発展を目指しており、その達成には再生可能エネルギーが重要な役割を果たすという。同国では現在水力発電が優位であるが、冬季の降雨量が減少傾向にあり、河川の流量や水力発電量の減少が起こっている。太陽、風力、バイオエネルギーなど再生可能エネルギーを拡大することで、森林破壊の減少、調理や暖房用の薪や灯油の使用による屋内での有害排出物の削減に加え、発電ポートフォリオの多様化に貢献でき、また季節性の気象パターンの変化や、電力供給に悪影響を及ぼす極端気象に対し、対応能力を高めることができる。RRAには、1)現行の政策や規制枠組の強化の必要性、2)再生可能エネルギー導入による生活の向上、3)人材育成、スキル向上、啓蒙活動など具体的な提案が示されている。

情報源 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) ニュース記事
国・地域 国際機関
機関 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 持続可能 | 水力発電 | 森林破壊 | 国際再生可能エネルギー機関 | 再生可能エネルギー潜在可能性調査 | ブータン王国 | 有害排出物 | 発電ポートフォリオ | 気象パターン
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