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 アメリカ環境保護庁、ナノ物質に関する研究戦略を打ち出す

発表日:2009.09.29


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、2009年9月29日、人工ナノ物質が環境やヒトの健康にどのように被害をもたらすおそれがあるのか解明するため、新しい研究戦略を公表した。ナノ物質は、約1~100ナノメートル(髪の毛の太さの10万分の1~1000分の1程度)の大きさの物質で、日焼け止めや化粧品、スポーツ用品など、様々な日用品に利用されている。この戦略は、ナノ物質を含む製品やナノ技術の安全な利用に関する知見を得るために、EPAがどのような研究を支援していくのかを示すもの。EPAの研究施設および補助金の受給者が実施する研究が支援の対象となり、有害化学物質の浄化にナノ技術を活用する研究などもこの戦略に含まれる。また、戦略の一環として、既に広く利用されている、カーボンナノチューブや二酸化チタンなどのナノ物質に関する調査も実施される。なお、EPAのナノ技術のウェブサイトでは、研究や出版物に関する情報を得ることができる。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード 健康 | 二酸化チタン | アメリカ環境保護庁 | EPA | ナノテクノロジー | 化粧品 | ナノ物質 | 日焼け止め | スポーツ用品 | カーボンナノチューブ
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