ドイツ連邦環境庁(UBA)は、2019年の二酸化窒素(NO2)に関する最終データを発表した。1立方メートル当たりのNO2濃度が40マイクログラムというEUの年間平均基準値を超えた都市は、2018年の57都市から2019年は25都市まで減少した。都市における窒素酸化物の主な発生源は道路交通であり、主にディーゼル車から発生しているが、全体的に、都市部のNO2汚染は明らかに減少を続けており、道路に近い測定所のNO2値(年間平均値)の平均は、2019年は2018年と比べて1立方メートルあたり約4マイクログラム低くなった。減少の理由としては、速度制限、車の乗り入れ禁止、低公害バスの使用などの地域的な対策、ソフトウェアの更新、「クリーンエア2017-2020」プログラムの一環としての補助金、窒素酸化物の排出量が少ない車への更新などの全国的な対策が挙げられる。上記対策が続けば、2020年のNO2汚染はさらに減少し、規制値を超える都市数もさらに減少すると予想される。
情報源 | ドイツ連邦環境庁(UBA)プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境庁(UBA) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | ディーゼル車 | ドイツ連邦環境庁 | EU | 二酸化窒素 | 汚染 | 低公害バス | NO2濃度 | 道路交通 | NO2汚染 |
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