アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2020年2月の世界平均気温は20世紀平均(12.1℃)を1.17℃上回り、141年間の観測史上、2016年に次ぎ過去2番目に高かったと報告した。44年連続で2月の20世紀平均を、422か月連続で各月の20世紀平均を上回った。高温の2月上位10位は1998年以降が占める。2020年2月は太平洋熱帯域でエルニーニョでもラニーニャでもない(ENSO中立)状態が続いたが、気温偏差はエルニーニョ現象が発生していない月としては2020年1月を抜いて過去最高となった。特に20世紀平均を著しく上回った地域はロシア西・中央部の大部分、東ヨーロッパの一部、カザフスタンで、5℃以上高かった。北極・南極の海氷域はともに史上13番目に小さかった(南極は1981年とタイ)。また、2019年12月~2020年2月、2020年1~2月の平均気温は20世紀平均をそれぞれ1.12℃、1.16℃上回り、ともに史上2番目の高温だった。NOAA国立環境情報センター(NCEI)の統計分析によると、2020年は史上5位以内の高温の年となる可能性が極めて高いという。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | アメリカ海洋大気庁 | エルニーニョ | ラニーニャ | 太平洋熱帯域 | 平均気温 | 世界平均気温 | NOAA国立環境情報センター | 海氷域 | 気温偏差 | 北極・南極 |
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