中国科学院(CAS)は、2009年10月15日、パリで開催されていた国連科学教育機関(UNESCO)において、宇宙技術を用いて文化・自然遺産の保全を行うUNESCO国際センターを設立することが承認されたと発表した。新しいセンターは、CAS地球観測・デジタルアースセンター(CEODE)内に設置され、世界遺産の研究と保護、生物の保全、災害のモニタリングなどに重点を置いて取り組む。こうした分野で宇宙技術を利用したセンターをUNESCOが設置するのは初めて。なお、UNESCOは、欧州宇宙機関(ESA)と協力し、「世界遺産地域のための宇宙技術の利用に関するオープンイニシアティブ」を2001年から開始しており、中国も参加。中国が今回のセンターの設置を提案していた。CEODEは、デジタルアース関連の科学技術や航空リモートセンシングデータの収集に関する能力を生かして、世界遺産地域のモニタリングや途上国へのスタッフの派遣、訓練などに取り組んでいく予定。
情報源 | 中国科学院(CAS) プレスリリース |
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国・地域 | 中国 |
機関 | 中国科学院(CAS) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | リモートセンシング | モニタリング | 世界遺産 | 中国科学院 | CAS | UNESCO | 宇宙技術 | デジタルアース | CEODE |
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