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 ドイツ連邦環境省、海洋保護のためグローバル・オーシャン・アライアンスに参加

発表日:2020.05.13


  ドイツ連邦環境省(BMU)は、ドイツが2020年5月初めに、Global Ocean Alliance(グローバル・オーシャン・アライアンス)に参加したと発表した。この国際的なイニシアチブはイギリスが提唱したもので、海洋環境と持続可能な海洋管理を両立させるための野心的な対策を支援しており、2030年までに世界の海域の少なくとも30%を保護することを目指している。このために同アライアンスは、海洋生物の多様性の保全と持続可能な利用を管理する新しい国連の法的文書「国家管轄権外区域における海洋生物多様性(BBNJ)」の早期合意を求めている。これまで、公海と深海底といった国の管轄権を超えた海域はほとんど保護されていなかったため、同文書は世界の海洋における生物多様性保護のための、国際的に法的拘束力を持つ初の文書になる予定である。シュルツェ連邦環境大臣は、「世界の海域の少なくとも30%が保護されれば、人間活動の悪影響を軽減し、魚類資源を保全し、気候変動に対する海洋の回復力を向上させることができるだろう」としている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU)ニュース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 海洋生物 | 気候変動 | ドイツ連邦環境省 | 深海底 | 海洋環境 | 公海 | 生物多様性保護 | グローバル・オーシャン・アライアンス | 持続可能な海洋管理 | 国家管轄権外区域における海洋生物多様性
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