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 アメリカ海洋大気庁、沿岸生態系の回復力を強化するプロジェクトに850万ドルを拠出

発表日:2016.06.15


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、沿岸生態系を修復しその回復力を高めるプロジェクトへの助成制度で、2016年は最大850万ドルを拠出すると発表し、プロジェクトの募集を開始した。対象となるのは、沿岸生息地の再生活動を通じ、極端気象や気候変動、海洋環境の変化がもたらすリスクから沿岸生態系と地域の社会経済を守るプロジェクトで、1件当たり10万ドルから200万ドルを想定している。NOAA海洋漁業局は「生息地の修復は、水生生物には健全な生息地を創出し、沿岸地域社会にも高潮や海面上昇の影響を緩和する礁のような生態系サービスを確保する、一挙両得の方法だ」と述べている。同制度の2015年助成では、開発で荒れた河口潮汐湿地帯に自然の生物プロセスを復活させ、天然の洪水防護機能を高めるプロジェクト(ワシントン州ピュージェット湾、144万ドル助成)、ダムを撤去して川の自然の流れを戻し、溯河性魚類の遡上の容易化、水質改善、洪水緩和を目指すプロジェクト(ニューハンプシャー州、61万ドル助成)など6件が実施されている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース アメリカ海洋大気庁(NOAA) 沿岸生態系レジリエンシ―助成
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード NOAA | 気候変動 | リスク | アメリカ海洋大気庁 | 生息地 | 沿岸生態系 | 海洋環境 | 社会経済 | 回復力 | 極端気象
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