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 国連環境計画、フードシステムの改善で温室効果ガス排出量の削減を目指すべきと報告

発表日:2020.09.01


  国連環境計画(UNEP)が発表した報告書「フードシステムのための国が決定する貢献(NDCs)の強化」では、各国が温室効果ガス(GHG)排出量を削減するためにフードシステムについて政策立案者が取るべき16の方法を挙げた。フードシステムの中には、食品の生産、加工、流通、調理、消費に関するすべての活動が含まれ、GHG排出量の最大37%がこれらに起因する。しかし現在、食品ロスについてNDCsの中で言及している国は11カ国しかなく、食品廃棄物について考慮している国はないため、各国の環境対策にこれらを加えることで、2050年までにGHG排出量を20%削減することができる。各国政府が食料システムの変革にコミットメントを行うことで、気候変動目標を達成するとともに、地球温暖化を1.5℃に抑える可能性を高めることができる。

情報源 国連環境計画(UNEP)プレスリリース 「フードシステムのための国が決定する貢献(NDCs)の強化」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル 環境総合
キーワード 地球温暖化 | 温室効果ガス | 国連環境計画 | 食品廃棄物 | 環境対策 | 食品ロス | NDCs | フードシステム | 気候変動目標 | 食料システム
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