アメリカ海洋大気庁、地球温暖化に対する航空産業の寄与度を発表

発表日:2020.09.03

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、航空産業が地球温暖化に与える影響について包括的な研究を実施した結果、寄与度は全体の3.5%であると発表した。同研究では、二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の排出量、日中は太陽光を反射し夜間は放射冷却を防ぐ飛行機雲の効果など、地球温暖化に影響を与えているすべての要因を評価した。その結果、影響の3分の2は、飛行機雲を形成する基になるNOx、水蒸気、硫酸塩エアロゾルガス、すす、その他のエアロゾルといったCO2以外が原因であり、残りは1940~2018年までの間に排出した326億トンのCO2排出によるものであった。同研究では、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2013年に導入した「実効放射強制力(ERF)」と呼ばれる新しい指標に基づいて計算を行い、航空輸送が地球温暖化に与える影響としては飛行機雲が最も大きいが、その影響の度合いは従来の推定の半分以下であった。影響が2番目に大きいCO2は排出量の約半分が過去20年間で排出されている。

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