国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、現在の各国の「自国が決定する貢献(NDC)」は、再生可能エネルギーに関する目標設定が現実世界の動向と比較すると野心に欠けていると、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)および、英国のCOP26議長と共同で開催した2日間のオンラインイベントで報告した。特にラテンアメリカとカリブ海諸国(LAC)ではそれが顕著であり、再生可能エネルギーの成長ペースが今のまま続けば、2030年の再生可能エネルギー目標は2021年には達成してしまう可能性がある。同機関の分析によると、現在のNDCの電力目標では、再生可能電力が有する潜在能力の59%が2030年まで有効活用されないことになる。各国がパンデミックからの経済回復のために再生可能エネルギーへの転換を図る中で、野心を高めることは次のNDCラウンドでは極めて重要であり、NDCを現実世界の目標と整合させれば、2030年までに世界の再生可能電力容量を現在の2.2倍となる5.2テラワット(TW)まで増加させることが可能である。
情報源 | 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 気候変動 | 国際再生可能エネルギー機関 | 国連気候変動枠組条約 | ラテンアメリカ | カリブ海諸国 | 自国が決定する貢献 | 再生可能電力 | NDCラウンド |
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