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 国連気候変動枠組条約、NDCの統合報告書の一次報告書を発表

発表日:2021.02.26


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、「自国が決定する貢献(NDC)」の統合報告書の一次報告書を発表し、今世紀末までに世界の気温上昇を2℃(最終的には1.5℃)に抑えるというパリ協定の目標を達成するには程遠いレベルであるため、各国はより強力で野心的な気候行動計画を2021年中に提出する必要があることを明らかにした。気温上昇を1.5℃に抑えるには、2030年までに世界の温室効果ガス(GHG)排出量を2010年比で45%削減しなければならないが、同報告書の集計では1%未満の削減しか達成できない。ただし、同報告書は2021年11月に英国で開催されるUNFCCC第26回締約国会議(COP26)に先立ち、2020年末までに提出された75の締約国のNDCをまとめた暫定版であり、世界のGHG排出量の約30%しかカバーしていないため全体像を示すものではない。二次報告書はCOP26までに発表するため、未提出の主要排出国に対して早期提出を求めた。主要排出18か国のうち、削減目標の大幅な引き上げを含んだNDCの提出を終えたのは英国と欧州連合(EU)だけである。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)プレスリリース NDCの統合報告書
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | 気温上昇 | 欧州連合 | 統合報告書 | 国連気候変動枠組条約 | パリ協定 | NDC | GHG排出量 | 気候行動計画 | 自国が決定する貢献
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