国連環境計画(UNEP)は、各国の気候変動対策を支援するため、(1)生態系を重視した適応、(2)森林減少・劣化による排出の削減(REDD、REDDプラス)、(3)クリーン技術という3分野を重点とする戦略を提示した。サンゴ礁やマングローブ林などの健全な生態系が気候変動への適応に重要であることは広く知られており、UNEPでは、各国での実証事業の実施、生態系を重視した適応策の気候・開発・部門別戦略への統合などを支援していく。また、REDDについては、国連のREDDプログラムを通して途上国を支援しており、今後も、各国がREDDやREDDプラスを気候・開発・部門別戦略に統合していけるよう支える。一方、クリーン技術については、実用化されているものも多いが、新しい市場に移転し、世界的に普及していくことが課題だと指摘。特に、建物の省エネ、自動車のエネルギー効率化、省エネ照明、バイオ燃料という4分野で検討を進めるとともに、低炭素型社会を目指す戦略に各国がクリーン技術や再生可能エネルギーを組み込んでいくよう支援する。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | バイオマス燃料 | 省エネルギー | 生態系 | 気候変動 | 国連環境計画 | UNEP | 適応策 | 森林減少・劣化 | クリーン技術 | REDDプラス |
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