アメリカ国立科学財団、北極圏の気候条件の変化が脆弱な生物に与える影響を報告

発表日:2021.03.29

アメリカ国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、ロシアのヤマル半島の北側と南側にてホッキョクギツネの歯の状態を地理的かつ時間的に比較した結果、北側の方は、好んで捕食する小型のげっ歯類ではなく大きな獲物に頼らざるを得ない可能性があることがわかった。歯の破損や摩耗は生涯の食生活を反映するのに対し、微小孔は季節的な食生活の変化を反映しており、これらのデータによりホッキョクギツネの摂食生態の変化や、空間的・時間的に変化した餌の量の影響について、重要な考察が得られる可能性を示唆している。また、同地域の様々な気候条件の影響を研究することは、気候変動が脆弱な動物へ与える影響の理解に役立ち、北極地域の温暖化と融雪を考慮すると、将来の生態系を予測できる可能性がある。同研究は、動物の歯の短期指標と長期指標を組み合わせて、北極圏の様々な場所で資源の枯渇が種に与える影響を理解した、初めての研究である。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 自然環境
キーワード 気候変動 | アメリカ国立科学財団 | ロシア | ヤマル半島 | ホッキョクギツネ | げっ歯類 | 摂食生態 | 動物の歯
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