アメリカ環境保護庁(EPA)は、気候変動の原因となるハイドロフルオロカーボン(HFC)のアメリカ国内での生産および消費を制限し、段階的に削減するための包括的なプログラムを確立する最終規則を発表した。同規則により、2020年12月に成立したAIM法で義務付けられているとおり、米国のHFCの生産と消費を今後15年間で85%段階的に削減される。HFCは冷凍・空調機器や発泡スチロールなどによく使用されるが、極めて強力な温室効果ガスであるため、健康や環境に多大な影響を与えている。同規則による2022~2050年の総排出削減量は46億トンのCO2に相当すると予測され、同プログラムを確実に実施するために同省は国土安全保障省(DHS)と協力し、省庁間タスクフォースを通じてHFCの違法な輸入や取引も防止する。HFCを全世界で削減することにより、2100年までに最大0.5℃の地球温暖化を回避できると期待されている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA)ニュースリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 温室効果ガス | アメリカ環境保護庁 | HFC | 冷凍 | ハイドロフルオロカーボン | 空調機器 | 発泡スチロール | AIM法 | 国土安全保障省 |
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