イギリスは、エアコンや冷蔵庫などに使用されるハイドロフルオロカーボン(HFC)の生産・使用の段階的削減を約束するモントリオール議定書キガリ改正を批准した。キガリ改正により、世界の温室効果ガス排出量は、2050年までにCO2換算で約700億トン削減されるという。今世紀末までに0.5℃近い温暖化の抑制が見込まれるとされ、パリ協定の目標達成に向けた大きな一歩となる。イギリスは既に、EU各国とともに2015~2030年にHFCを79%削減する取組みを開始しており、同改正によって、CO2換算で約4400万トンが追加削減されることになる。気候変動に取組むための国際努力の一環であるキガリ改正では、先進国が2019~2036年に85%、開発途上国10か国(インド・パキスタン・サウジアラビア・バーレーン・クウェート・オマーン・カタール・アラブ首長国連邦・イラン・イラク)が2028~2047年に85%、その他の開発途上国が2024~2045年に80%、HFCを段階的に削減することに合意している。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 温室効果ガス | 排出量 | HFC | モントリオール議定書 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | ハイドロフルオロカーボン | キガリ改正 |
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