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 カナダ環境・気候変動省、カナダの建設会社に対し渡り鳥条約法違反の罰金支払い決定を発表

発表日:2021.10.18


  カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、2021年10月4日、カナダの建設会社が渡り鳥条約法に基づく渡り鳥規制の違反ついて有罪を認め、最低10万ドルの罰金の支払いと、渡り鳥に関する従業員の教育資料作成を命じられたことを発表した。この違反は、同建設会社が2019年6月に西カルガリー環状道路プロジェクトでの作業中に、許可なく保護対象の渡り鳥であるツバメの巣を移動したことに関するもので、判決により、同社の社名は有罪判決に関する情報を記載した環境犯罪者登録に追加される。市民の報告を受けた同省は、同建設会社の作業現場を調査した結果、約7個の巣箱が取り外された後、フェンスの支柱に再び取り付けられたと判断し、また、数羽のツバメが敷地内を飛び回り、巣箱を使用していることを確認した。同省は、野生生物とその生息地を保護・保全するための法律や規制を執行するため全国で活動しており、国民が自然環境保護のために政府が行っていることを常に把握できるよう、無料の購読サービスを行っている。

情報源 カナダ環境・気候変動省(ECCC)ニュースリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境・気候変動省(ECCC)
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | 野生生物 | カナダ環境・気候変動省 | ツバメ | 建設会社 | 渡り鳥条約法 | 罰金 | 環境犯罪者登録
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