国連環境計画(UNEP)は、世界的な環境汚染の危機に対処するためには、プラスチックを大幅に削減することが不可欠であるという報告書を発表した。水生生態系へのプラスチック汚染は近年急激に増加しており、2030年までに2倍以上に増加すると予測されている。同報告書はプラスチックが気候問題でもあることを強調し、2015年のプラスチックによる温室効果ガスの排出量は、CO2換算で1.7ギガトンであり、2050年には世界の炭素収支の15%に相当する約6.5ギガトンに増加すると予測されている。化石燃料から再生可能エネルギーへの移行の加速、補助金の廃止、循環型アプローチへの移行などが、必要な規模でのプラスチック廃棄物の削減につながる。同報告書は、2022年に開催される国連環境総会(UNEA 5.2)での議論に反映され、同総会において各国の代表者が、世界的な協力のための今後の方針を決定する。
情報源 | 国連環境計画(UNEP)プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル 水・土壌環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | プラスチック | 国連環境計画 | 環境汚染 | 炭素収支 | プラスチック汚染 | 水生生態系 | 気候問題 | 循環型アプローチ | UNEA 5.2 |
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